◆日本酒と粕取り焼酎のハイブリット酒

阿部酒造は、1804年から続く新潟県柏崎市の日本酒蔵。2014年に6代目・阿部裕太氏が蔵に戻ると、数年がかりでブランドを一新し、一度は廃業しかけた家業を見事に再生。代表銘柄「あべ」を筆頭に、今では全国にその名が轟く人気銘柄へと成長を遂げています。そんな阿部酒造が酒造りで最も大事にしているのが「発酵を楽しむ」こと。好奇心の赴くまま、自由な感性とアイデアで自分たちの信じる “旨さ” を表現しています。

こちらは、日本酒を搾る段階(上槽)の直前に自社の酒粕からできた焼酎を投入した、「柱焼酎仕込み」の日本酒です。
柱焼酎仕込みとは、酒粕を蒸留して粕取焼酎を自社で製造し、それをもう一度醪に加えて日本酒を造ること。この商品を作るため、新しく蒸留器を導入したという気合いの入りようです。酸の他に、焼酎の香味でスッと切れていく余韻。「あべ」らしいジューシーな膨らみのある味わい、凛とした清涼感のなかに、焼酎由来のほのかな香ばしさを感じます。

カテゴリー 【modern light】
原材料 米(新潟県産)、米麹(新潟県産米)、単式蒸留焼酎(自社製造)
原料米 新潟県産米
精米歩合 非公開
アルコール度数 14%
製造元 阿部酒造(新潟/柏崎)